統合失調症とは
統合失調症は、思考や感情、行動をまとめる脳の働きに不調が生じる病気です。現実と考えの区別がつきにくくなり、幻覚や妄想といった症状があらわれることがあります。また、意欲の低下や人との関わりが難しくなるなど、日常生活に影響が出る場合もあります。
発症は思春期から青年期に多いといわれていますが、どの年代でも起こる可能性があります。早期に適切な治療を行うことで、症状の安定や生活の維持を目指すことができます。
このような症状がある方はご相談ください
- 誰かに悪口を言われている気がする
- 他の人には見えないものや聞こえない声を感じる
- 誰かに監視されている、狙われていると感じる
- 自分の考えが他人に知られているように思う
- 行動が自分の意思ではないように感じる
- 話がまとまらないと言われることがある
- 急に強い不安や興奮が起こる
- 以前より意欲がわかず、人と関わりたくない
などの変化に気づいたときは、お一人で抱え込まずご相談ください。
統合失調症の治療
治療の中心は薬物療法と心理社会的支援です。
薬物療法では、主に抗精神病薬を用いて幻覚や妄想などの症状の軽減を目指します。症状や状態に応じて、睡眠薬や抗不安薬などを併用することもあります。
また、再発予防や社会生活の安定のために、病気への理解を深める心理教育や、対人関係の練習を行う支援、認知機能のサポートなどを取り入れることもあります。患者さんの状況に合わせ、無理のない治療計画を立てていきます。
早期の受診・治療が大切です
統合失調症の経過は人それぞれ異なりますが、早い段階で治療を開始することが、症状の安定や再発予防につながるといわれています。
症状が続いているにもかかわらず治療を受けずにいると、日常生活への影響が大きくなることがあります。気になる変化がある場合は、できるだけ早めにご相談ください。症状によっては入院が必要な場合もあり、その際は適切な医療機関をご紹介します。
当院では、患者さんとご家族の不安に寄り添いながら、継続的なサポートを行ってまいります。